日本ハム・中田が連敗止める決勝弾「行ってくれ、と願った」

 「ソフトバンク4-5日本ハム」(27日、ヤフオクドーム)

 日本ハムを長い、長いトンネルから抜け出させたのは、主砲・中田のバットだった。

 2-2で迎えた延長十回。1死から西川が中前打で出塁。2死後、好調・近藤が敬遠ぎみの四球で歩かされ、一、二塁。打席に入った中田はソフトバンク・森の変化球をフルスイング。左中間スタンドへ飛び込んだ待望の今季初アーチは値千金の一打となった。

 試合後、中田は安藤の表情を浮かべながら、「とにかく次につなげようと。試合を決めるようなバッティングはできないと自分では決めつけていたんですが…。とにかくフルスイングを心掛けていたら、ああいう結果になってくれました。入るかどうか分からなかったので、(スタンドへ)『行ってくれ』と願ってました」と殊勲打を振り返った。

 開幕直後にけがで戦線離脱。23日に1軍復帰も、前日までの3試合は12打数1安打と本調子には、ほど遠い内容だった。それでも、この日は六回までノーヒットに抑えられていたソフトバンク・バンデンハークからチーム初安打となる二塁打。先制点の突破口を開き、連敗阻止へチームを鼓舞した。

 ようやく連敗を10で止め、29日からは13日以来となる本拠地・札幌での試合が待っている。「(遠征の)最後、勝てたのは、チームにとって大きな試合だったと思う。札幌帰って、ファンの皆さんとひとつになって頑張っていきたい。気持ちを引き締め直して、ここから巻き返していきたい」と地元に戻っての出直しを誓っていた。

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