早実が延長十二回サヨナラV! 清宮は83号、84号連発

サヨナラ勝ちで春季東京大会で優勝した清宮ら早実ナイン=神宮球場(撮影・堀内翔)
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 「春季高校野球・東京大会・決勝、早実18-17日大三」(27日、神宮球場)

 早実の主将、清宮幸太郎内野手が2打席連続本塁打を放った。

 八回に右翼席上段に飛び込む高校通算83号2ラン。リードを奪われ後がない九回には起死回生の同点3ランを放ち、高校通算本塁打は84本となった。

 試合は17-17で延長戦に突入する壮絶な打撃戦で、延長十二回に1番・野田のサヨナラ安打で早実が35年ぶり9度目の優勝を果たした。

 初回に日大三が4点を奪って先制すると、早実は4番・野村の2本塁打などで五回に逆転。さらに日大三がリードを再逆転し、早実も打ち返すという乱打戦になった。

 清宮は11-10と早実1点のリードで迎えた八回に一発。1死一塁で放った打球は猛烈な勢いで、右翼席上段に飛び込んだ。主催者発表で2万人が詰めかけた観衆が、しばらくどよめく一打だった。

 一方、3点を追う日大三は九回、桜井のソロ本塁打を口火に八木の適時打、代打・大塚の2ランなどで7得点と大逆転。

 しかし、早実はその裏の土壇場で、無死一、三塁から再び清宮がバックスクリーン左へ飛び込む一打。高校通算84号となる同点3ランで試合を振り出しに戻した。

 17-17で突入した延長戦。十回、日大三は無死三塁のチャンスを迎えたが無得点。十二回、早実が1死満塁から野田がサヨナラ安打を放った。

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