日本ハム・中田、キャリアハイで連覇導く「結果残してチームをいい方向へ」

 日本ハム・中田翔内野手(27)が29日、札幌ドームでの全体練習後、10年目の今季は打率、本塁打、打点と全ての部門でキャリアハイの数字を残す目標を立てた。不動の4番が開幕から打ちまくり、連覇へと導く。

 準決勝で敗退したWBCの悔しさは吹っ切れた。主砲の心は開幕の一点に集中している。米国から23日に帰国後、時差ボケにも苦しんでいたが「しっかり眠れて、朝も気持ちよく起きられている。だるさも取れてるよ」。フリー打撃では快音を連発し「状態はすごくいい」と笑みをこぼした。

 4番が打てば勝利につながることは十分理解している。だからこそ自身に厳しいノルマを課した。「毎年キャリアハイという目標を掲げているが、そこは変わらない。自分がしっかり結果を残せば、チームをいい方向に持っていける」。打撃3部門の過去最高は打率・305、30本塁打、110打点。栗山監督は三冠王指令を出しているが、連覇へ導くために期待に応えるつもりだ。

 西武の開幕戦先発は菊池。「すごく強い球を投げる印象。そう簡単に打てるピッチャーではないけど、普段通りやればいい」。順調にいけばシーズン中に国内FA権を取得する今季、主砲が開幕から大暴れする。

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