監督勇退の報徳学園がベスト4 福岡大大濠・三浦は登板せず

6回表終了後、報徳学園・西垣雅矢(右)に指示を出す永田裕治監督=甲子園(撮影・高部洋祐)
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 「選抜高校野球・準々決勝、報徳学園8-3福岡大大濠」(29日、甲子園球場)

 永田裕治監督(53)の勇退が決まっている報徳学園(兵庫)が、2009年以来、7度目のベスト4入りを果たした。30日の準決勝で履正社(大阪)と近畿勢同士の対戦が決まった。

 初回、1死二、三塁で4番・篠原翔太捕手(3年)が右前にぽとりと落ちる適時二塁打を放ち先制。三回にも、篠原の適時三塁打など4連打で3点を加えた。

 7-3の八回には、2死走者なしから岡本蒼外野手(3年)が右翼ポール際に大会第17号ソロ本塁打。「内角の球に体を回転させた。入るとは思わなかった」と会心の当たりを振り返った。

 福岡大大濠(福岡)は、1回戦と延長引き分け再試合の2回戦を含む3試合で計475球を投げた三浦銀二投手(3年)が登板を回避。打線は五回に1死二塁から相手の失策で走者がかえり1点を返した。

 六回には1死一、三塁で8番・樺島竜太郎外野手(2年)の右前適時打で1点。七回には2死から3連打で1点を返し、2回戦を完封した報徳学園・西垣雅矢投手(3年)をマウンドから引きずり降ろしたが、反撃も及ばなかった。

 永田監督は「素晴らしい生徒たちに囲まれて幸せ。能力は低いチームだったが、甲子園の試合は練習試合の30~50試合分ほどのものがあるかと言うくらい、成長してくれた」と選手たちをたたえた。

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