「選抜高校野球、２回戦・福井工大福井７－７高崎健康福祉大高崎」（２６日、甲子園）

　延長十五回引き分け再試合となった。

　追いつ追われつの点の取り合いは、６－６同点の九回に福井工大福井が１点を勝ち越したが、高崎健康福祉大高崎（群馬）は２死二、三塁から二塁走者がスタートを切り、捕手の二塁に送球と同時に三塁走者がスタート。重盗となり同点となった。

　高崎健康福祉大高崎は延長十一回に１死満塁というサヨナラ機を逃した。

　福井工大福井も延長十五回２死から佐藤が三塁打、送球が乱れ三塁からスタートを切ったが、グラウンドに足をとられ三本間で挟まれアウトとなった。延長に入ってから両校ともに得点できず引き分け再試合となった。

　２試合連続引き分け再試合に高崎健康福祉大高崎・青柳博文監督（４４）は「ほんとうにびっくりですね。再試合かと思ってたけど、自分たちがやるとは思っていなかった。こういう経験はなかなかないので、いい経験にしたい。負けてもおかしくない試合をよく粘れた」と選手をたたえた。

　大須賀康浩監督（６３）は「勝たせてやりたい気持ちはあった。疲れていると思うけど、もう１試合できるんで。子どもたちには自信になると思う。もう一回、気持ちを切り替えて体調を万全にしたいです」と、２８日の再試合に目をやった。

　第２試合の福岡大大濠－滋賀学園（１－１）も引き分け再試合となっており、春夏通じて史上初の１日で２試合連続の大会規定による延長十五回引き分け再試合となった。２試合は２８日に行われる。