報徳学園が09年以来の8強 エース西垣が16回無失点継続
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「選抜高校野球・2回戦、報徳学園4-0前橋育英」(26日、甲子園球場)
報徳学園が09年以来の8強に進出した。エース・西垣雅矢投手(3年)が、前橋育英から10三振を奪って4安打で公式戦初完封。1回戦・多治見戦から続く無失点を16イニングに伸ばした。
しなやかなフォームから、最速141キロの直球に、落差のあるフォークとスライダーを織り交ぜて本塁を踏ませなかった。「素直にうれしい。変化球が低めに決まっていたし、今まででベストピッチだと思う」と声を弾ませた。
永田裕治監督からは「逃げるな」と言い続けられてきたという。「監督には厳しいこと言われてきたけど、反骨心で頑張ってきた。今日は『ナイスピッチング』と褒めていただいてうれしかった。監督には最後まで甲子園にいてもらいたい」。今センバツ限りで退任する恩師と、02年以来のセンバツ制覇を誓った。