盛岡大付 1回戦から2回戦で左打ちから右打ちへ変わった三浦瑞

7回、野選を誘う二ゴロを放つ三浦瑞=甲子園(撮影・持木克友)
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 「選抜高校野球・2回戦、盛岡大付5-1智弁学園」(25日、甲子園球場)

 盛岡大付(岩手)が昨年のセンバツ覇者の智弁学園(奈良)を下して、初の8強入りを果たした。お立ち台に立ったのは、4安打8奪三振1失点で完投した三浦瑞樹投手(3年)だった。練習試合を含めて初完投となった背番号10の左腕。1回戦・高岡商戦で6失点を喫して四回途中で降板したことから「1回戦では打者に向かっていく気持ちが足りなかった」と反省を生かして好投した。

 4打数無安打ながら内野ゴロ(野選)で1打点を稼いだが、ここでも初戦から大きな“てこ入れ”があった。大会での登録は「左投げ左打ち」。初戦は左打席で無安打に終わっていたが、2回戦までの4日間でなんと右打ちへ変わっていたのだ。この日は相手が右投手にもかかわらず、すべてで右打席に立った。

 関口清治監督(39)は「左ではあまりよくなかったので、1回戦の翌日の練習で右で打たせてみました」と説明。「(日本ハム)大谷選手とか、右投げ左打ちには大成している選手が多い。それで(逆でも)いいんじゃないかと思って」と直感したという。

 実は三浦瑞は本来は右利き。小学1年頃に父の教えで左腕となったが、中学までは右打ちだったという。高校で左打ちに転向したが、今回の再転向で「何か感じがよかった」と次戦は右打席から安打を狙う。ちなみに、今年のプロ野球で左投げ右打ちの選手は、ソフトバンクの笠原大芽投手とカイル・ジェンセン内野手の2人が登録されている。

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