緊迫!バレ、抜け玉にクレームで両軍ベンチから選手歩み出る

 10回、頭部付近の投球に怒るオランダのバレンティン。捕手モリーナ(共同)
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 「WBC・準決勝、プエルトリコ-オランダ」(20日、ロサンゼルス)

 オランダのバレンティンがインハイの投球に対して物言いをつけ、乱闘寸前の異様なムードに球場が包まれた。

 3-3で突入した十回表、1死で打席に入ったバレンティンに対して、2ストライクからディアスが投じた3球目がインハイに抜けた。

 これに対して表情を変え、何事かマウンドのディアスに注文をつけた。両軍のベンチから選手が何人か歩み出て、スタジアム内を不穏な空気が包み込んだ。

 プエルトリコのモリーナ捕手が、バレンティンをなだめるなどしたため、乱闘は避けられた。結局、ディアスが外角低めに速球を決めてバレンティンは見逃し三振に倒れた。

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