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高岡商・土合、部員8人の中学から強豪校エースへ 敗戦も前を向く

 9回、吉田監督に付き添われ降板する土合(中央)
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 「選抜高校野球・1回戦、盛岡大付10-9高岡商」(20日、甲子園球場)

 最後までマウンドに立ち続けることはできなかったが、スタンドで見守る両親や恩師、後輩たちに勇姿を届けた。「夏に向けて大きな自信になったし、必ず甲子園に帰ってきたい」。敗戦後の高岡商 (富山)・土合伸之輔投手(3年)は真っすぐ前だけを向いていた。

 現在は45人の選手とともに汗を流しているが、国吉中時代の部員は8人だった。人数が足りず、柔道部やバドミントン部などから部員を借りて大会に出場。野球部の存続が危ぶまれた時期もあった。

 基本的に日曜日の練習は休みだった。「自分で練習するということを考えさせられた」。土合は基礎を学んだ少年野球チームに足を運んだ。監督の本野正明さん(68)は「すごい努力をする。家に帰ってからもランニングなど自分で決めた練習をしていた」と当時を振り返った。

 中学での公式戦勝利は3年最後の大会で挙げた1勝だけ。それでも、強豪校への入学に気負いはなかった。「クラブチームの出身者に負けないようにしようと思っていた」。懸命な努力が実り、新チームとなった2年秋にはエース兼主将に抜てきされた。

 自分を信じ、諦めずに続けてきたからこそつかんだ夢舞台。もう一回り成長し、最後の夏も仲間を引き連れて聖地に戻って来る。

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