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やって呉た!延長制し激勝初星 池田熱投160球、次戦・履正社も真っ向勝負じゃ

 至学館打線相手に力投する呉・池田(撮影・北村雅宏)
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 「選抜高校野球・1回戦、呉6-5至学館」(19日、甲子園球場)

 創部10年目で春夏通じて初出場の呉(広島)が延長十二回の末、6-5で至学館(愛知)を下し、甲子園初勝利を挙げた。開幕戦の延長は09年の倉敷工-金光大阪以来8年ぶり。エース・池田吏輝投手(3年)は、12回4安打5失点完投。160球を投げ抜いた。次戦は大会6日目(24日)、対履正社(大阪)となった。

 超満員で埋め尽くされたスタンドから大歓声が湧き起こった。12回160球を1人で投げ抜いた池田。36個目のアウトを確認すると左手を力強く握りしめた。

 「最後は気持ちで投げました。うれしかったです。5点取られたけれども、仲間が6点を取ってくれた。感謝したい」

 2点を勝ち越した延長十二回。二塁打と死球、犠打で1死二、三塁のピンチを背負った。内野ゴロで1点を返され、なおも2死二塁。最後は打球を処理しようとした三塁手と二塁走者が交錯し、守備妨害と見なされ激闘に決着がついた。

 本職だけでなく、打撃でも勝利に大きく貢献。「点を取られたので、打って返そうという気持ちで打席に入った」。1点を返し1点差と迫った九回1死二塁。変則左腕の川口から右中間へ同点適時二塁打を放った。

 昨年、1月から3月まで感染症の治療のため、チームを離れた。「野球ができない悔しさがありました。エースとしても練習できていなくて、チームの力になりたいと思っていました」とその思いを見事晴らした。

 大声援も後押した。地元からバス43台と新幹線を含む1565人がナインに力を与えようと駆けつけた。

 2回戦の相手は履正社。「自分の力がどこまで通用するのか楽しみ。あと1勝すればベスト8なので、せめてあと1勝。“市呉”の名前を全国に知らしめたい」。左腕の表情は自信に満ちていた。

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