楽天ドラ4“雑草右腕”菅原 開幕1軍へ最速151キロ
「練習試合、西武4-6楽天」(26日、春野運動公園野球場)
楽天のドラフト4位・菅原秀投手(22)=大体大=が26日、練習試合・西武戦で七回から登板し、2回を無安打無失点、4奪三振と存在感を見せた。最速151キロの直球と縦スライダーを軸に、対外試合3試合で計5回を無失点。ブルペンに厚みをもたらす新戦力として、開幕1軍を手繰り寄せた。
大学時代は、OBの上原(現カブス)以来の背番号19をつけた“雑草右腕”が、イキの良い投げっぷりを披露した。「前回からボール自体は良かった」と菅原。スコアボードの151キロの表示で観客を沸かせた一方、斉藤、永江、岡田、山川から奪った空振り三振は、いずれも縦のスライダー。「大学時代から自信のあった球」と会心の表情を見せた。
チームは昨季、救援防御率が12球団ワーストの4・53で、ブルペンの整備が課題のひとつ。頼もしいルーキーの出現に、与田投手コーチは「立ち向かっていく姿勢がいい。あれだけ腕が振れている」と称え、梨田監督も「今のところ合格」と高く評価した。