ロッテ伊東監督 ドラ1佐々木&ドラ2酒居よ“プロの水”の苦さを知れ
「ロッテ春季キャンプ」(21日、石垣島)
ロッテは、石垣島キャンプを打ち上げ、伊東勤監督(54)が総括した。好天に恵まれ充実した3週間。「やりたいことはやれた。これから実戦に入って、そこで誰が勝ち上がっていくかの戦いになる」と実戦での“ふるい落とし”を宣言した。
順調にキャンプを消化したからこその言葉だが、一つ気になることがある。新人ながらキャンプで評価を上げたドラフト1位・佐々木千隼(桜美林大)と同2位・酒居知史(大阪ガス)の両右腕だ。どちらも紅白戦で2回を無失点と結果を出して、激しい先発争いに食い込んでいる。
「簡単に(打者を)抑えるのもどうかなと思う。プロはこんなものかと油断につながる」と話し、むしろ順調さを心配した。プロの水は決して甘くない。いまのうちに“苦さ”を感じてほしい。
「いままではチーム一緒の紅白戦だったが、これから相手が変わって自分の投球ができるか」。今後、実戦で積極的に2人を起用する方針だが、佐々木と酒居はこの“親心”にどう応えるか。