オリックス・ドラ9根本、球団の指示で二刀流に挑戦「目標は大谷さん」

 オリックスのドラフト9位・根本薫投手(18)=霞ケ浦=が投手と野手の二刀流に挑戦することが9日、明らかになった。

 この日は青濤館へ入寮。真新しいグラブをはめながら「打者の練習もやるように(球団から)言われました。両方やりたいと思っていたのでやらせていただけるのはうれしいです」とはにかんだ。

 霞ケ浦では高校通算25本塁打の長打力と50メートル5秒8の俊足が武器の外野手。だが、オリックスからは投手として指名したと告げられた。「驚きました。ずっと打者だったので」とこれには本人も当惑したという。担当の牧田チーフスカウトは「地肩の強さ、身体能力の高さが素晴らしい。今は130キロ台だが腕が振れるようになれば140キロ台後半は投げられるようになる」と説明。遠投120メートルの強肩など、素材の高さを評価しての指名であることを明かした。

 10日からの新人合同自主トレでは早速、二刀流で練習を始める予定。

 「練習量は多くなるけど頑張りたい。二刀流の自信はないけど、今はやるぞ!という気持ち。大谷さんを目標としてやりたい」

 この日はバットが届かないというアクシデントに見舞われた。前途は多難だが、可能性を求めてチャレンジしていく。

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