ハム大谷ミスターから刺激、感激、パワーもらった…昨年末初対面
日本ハム・大谷翔平投手(22)が6日、千葉県鎌ケ谷の2軍施設で自主トレを公開した。昨年末に巨人・長嶋終身名誉監督と初対面し、感銘を受けたことを告白。ミスタープロ野球からパワーをもらった二刀流は、WBCでのV奪還とシーズン連覇の誓いを立てた。
周囲を圧倒するオーラ、存在感、野球選手としてどう振る舞うべきか、22歳には見習うべきことが多かった。「すごい刺激をもらえました。いい勉強になりました。言葉とか雰囲気とか、話している感じとか。現役時代を知らない僕からしてもそう感じる」。普段は冷静に淡々と話す大谷が珍しく目を輝かせながら振り返った。
ミスター独特の空気を体感したことで、今季へのやる気もみなぎらせる。「まずはWBCにしっかり合わせていきたい。シーズンも連覇したい」と決意表明した。
この日はマシン打撃を30分、ネットスローでも投球フォームを入念に確認しながら約100球を投じた。1月中にはWBC公認球で投げ込むなど、本戦に合わせてプランを立てている。
今年のテーマは漢字1文字で「無」と記した。「シーズン通して無駄な欲は要らない。自分がこれだと思うことだけでいい」。長嶋氏のようなスーパースターの輝きを放つため、邪念を捨てて野球に打ち込む。