日本ハム・斎藤佑樹、心機一転 背番号1で「1からのスタート」

 日本ハム・斎藤佑樹投手(28)が5日、千葉・鎌ケ谷で自主トレを公開し、一からの出直しを誓った。背番号も「1」となり、心機一転の右腕は「一からのスタート。1試合でも、1イニングでも多く投げることが大事。必死に投げたい」と意気込んだ。

 ランニングを行った後、同僚の増井とキャッチボール。昨年12月の優勝旅行を辞退し、練習に励んできたこともあって「いつでもピッチング練習はできます。去年よりいい感覚はあります」と、自信をのぞかせた。

 ルーキーイヤーの11年は6勝。だが、5勝した12年に右肩痛を発症してから成績が伸び悩み、昨季は3年ぶりの未勝利に終わった。ただ、今オフは肩の可動域を広げるトレーニングに力を注ぎ、復調への手応えも感じているという。夏の甲子園を制覇した早実時代や早大1、2年時の映像も見返し、“原点”にも立ち返った。

 背番号は18から1に変更となり、栗山監督からも「頑張っていこう」と激励された。「ファイターズの1番はスターのイメージが強い。現状で結びつかない数字(成績)だけど、そういう配慮をしてくださった球団の思いに応えたい」。重圧をはね返し、かつての輝きを取り戻す。

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