「阿部ノート」で小林に“捕手道”注入だ!直筆で早くもA4紙4枚

 巨人・阿部慎之助捕手(37)が11日、来年1月にグアムで合同自主トレを行う小林誠司捕手(27)に「捕手道」を徹底的に教え込む考えを示した。伝授する事項はすでに自ら紙に書き記していると明かし、「若いうちに優勝を経験してほしい」とも。今季正捕手として1年間働いた小林のさらなる成長のため、日本一の味を知るベテランが全力でサポートする。

 初めて行う小林との自主トレ。プロで培ってきた経験を伝えるべく「捕手とは-。自分で思ってることを全部書いて。そういうのを教えようと思ってます」。現在はA4サイズの紙に4枚ほど。自主トレを行う東京ドーム内のサウナで、紙を汗でぬらしながら“阿部ノート”を作っている。

 「最初に言うのは『目配り、気配り、思いやり』。それが大事だ。2つ目は『投手は信頼してもいいけど、信用するな』」

 女房役が投手のしぐさや癖を知ることは重要。キャンプでは全投手の球を受け「チェックポイントを一人一人聞いてメモしとけ」と伝えるという。そして、投手はマウンドで冷静さを失うこともあるという経験論から「信用はするな」と説く。

 来季阿部は一塁に専念する予定。今後のためにも、正捕手として今季129試合に出場した小林の成長は欠かせない。「27、28歳はいい年齢。元気なうちに優勝を経験してもらいたい」。今季・204だった小林の打率も「2割5分ぐらいは打ってほしい」と打撃面での奮起も促す。

 17年は自らの“指定席”も譲る。東京ドームでの試合中、阿部はベンチで先発投手の隣に座るのが通例。だが「来年は小林を座らせたい」。投手とより綿密に意思疎通を図らせるのが目的だ。弟子となる背番号22のため、大黒柱は最大限にサポートする。

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