レジェンド金&志村が精神的支柱 マドンナジャパンを5連覇に導くか

 「第7回女子野球ワールドカップ」(9月3日開幕、韓国・釜山近郊)

 マドンナジャパンのレジェンド。金由起子(38)=クラブチーム・ホーネッツレディース=と志村亜貴子(33)=同アサヒトラストは、これまでの4連覇すべての大会で、代表選手に名を連ねてきた。

 名コンビだ。金は言う。「志村は、あれこれ言わずにプレーで引っ張るタイプ。私はお母さん的な存在で、言葉で教える。お互いの意識は一つなので、フォローし合えてます」

 2012年のカナダ大会では打点王。「おいしい蜜を吸ったので、そこはこだわりたいかな」と、お母さん役だけでなく窮地を救う一打も狙う。

 一方の志村は3大会連続で主将を任された。チーム全体を見渡し、時折上げるひと声で、ナインの雰囲気は一変する。

 上意下達のパイプ役だけではない。志村の言葉は、ナインの思いでもある。

 高知、新潟、沖縄、そして女子野球の聖地となった松山と、地方都市が強化合宿の拠点となった。「年々、自治体の方々の応援の強まりが感じられます。特に松山は『ここで仕上げて大会に乗り込む』というルーティンとして外せません」

 いろんな人の応援があって、自分たちがある。それもナインと共有しながら、ベテランコンビはジャパンの心の支えとなる。

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