横浜の左腕・石川は涙…中断が左肩痛に影響 試合後はプロ志望を表明

2回、山本(右)に左越え逆転3ランを浴びる石川=甲子園
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 「全国高校野球・2回戦、履正社5-1横浜」(14日、甲子園球場)

 横浜が敗れ、3年ぶりの16強入りを逃した。先発したプロ注目左腕・石川達也投手(3年)は、2度の雷雨中断に泣いた。

 履正社打線は1~4番まで左打者が並ぶこともあり、平田監督から先発を託された。初回は3者連続空振り三振を奪う絶好の立ち上がり。だが、二回1死二塁の場面で43分間の中断。2死一、三塁としたものの、8番・山本に逆転3ランを浴びた。次打者に四球を与えると、今度は40分間の中断。すると、再開直後に「ストライクが入らなくなってしまった」と、死球を与えたところで降板を告げられた。

 4月に左肩痛を発症。この一戦には痛み止めの注射を打って臨んでいたが、キャッチボールもできない長時間の中断で「肩が冷えてしまって、痛くなってしまった」という。普段なら、肩が温まれば投球に問題はない。大一番でまさかの事態に見舞われてしまった。

 九回の攻撃では、ベンチで涙が止まらなかった石川は、試合後にプロ志望を表明。次の舞台で雪辱を期す。

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