“和製ランディ”今西6回無四球0封!2メートル左腕が広陵8強に導いた

 「高校野球広島大会・4回戦、広陵7-0呉港」(20日、しまなみ球場)

 ベスト8が決まった。2年ぶりの甲子園出場を目指す広陵は、先発した2メートル左腕の今西拓弥投手(3年)が6回4安打無四球無失点。要所を締めて勝利に貢献した。

 マウンドに仁王立ちした。今西が投げ下ろした球で凡打の山を築く。球速は130キロ台でも角度のある球は威力十分。3試合連続コールド勝ちでの8強進出に、身長2メートルの“和製ランディ・ジョンソン”が導いた。

 六回まで毎回、走者を背負った。初回は味方の失策から走者をためたが無失点。その後も直球とカーブの2球種で要所を締めた。「最初を0点でいけて流れに乗れた」。打線の援護も受けスコアボードに「0」を並べた。

 小学6年で身長170センチに到達。現在はチームメートから「デカ西」と呼ばれ親しまれている。「寮で洗濯物を干す時、竿に頭が当たって大変そう」と中村奨成捕手(2年)。長身が故に普段の生活での苦労もあるという。

 2年ぶりの甲子園まであと3勝。野村(現広島)に憧れ奈良から広陵のユニホームに袖を通した今西が、チームに大きな推進力をもたらした。「次も自分の仕事をしたい」。頂点を目指して全力を傾ける。

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