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履正社・寺島、豪弾&7回9K 岡田監督も驚き「狙ってこいと言ったけど…」

 「高校野球大阪大会・2回戦、履正社7-0汎愛」(19日、豊中ローズ球場)

 大阪では、ドラフト1位候補の履正社・寺島成輝投手(3年)が、阪神・和田SAらが視察する中、志願の先発で7回4安打無失点9奪三振。打ってはコールド勝ちを決めるソロ本塁打を右翼席へ打ち込んだ。神奈川では、横浜のスーパー1年生・万波(まんなみ)中正外野手が、スコアボード下部の広告を直撃する推定135メートルの公式戦初本塁打を放った。

 完ぺきな打球が右翼のネットに突き刺さった。笑みを浮かべてダイヤモンドを回る寺島。度肝を抜かれたのは岡田龍生監督(55)で「狙ってこいと言ったけど、ホンマに打つとは。T(岡田、現オリックス)にも山田(現ヤクルト)にも言ったことないんですけどね」と驚きの声を上げる。

 6-0で迎えた七回2死の第4打席。直球を右翼席に運び、春季大阪大会4強の汎愛にトドメを刺した。投げても圧巻の内容。本来なら背番号10のドラフト候補・山口裕次郎投手(3年)が先発予定だったが、前日に寝違えを発症した。

 指揮官に「それなら万全の自分が行きます」と志願した寺島。初戦から中2日の登板で立ち上がりは球が高めに浮いた。それでも緩いカーブを使って体を縦回転に修正。「そういう引き出しは練習試合で作ってきたので」。三回から球のキレが戻り9奪三振。最速は144キロを計測した。

 視察した楽天・長島スカウト部長は「緩い球を使って修正するところとか、投手としてのセンスがある。高校生では3本の指に入る投手」と絶賛。プロで先発ローテに入れば、調子が悪くても試合を作る能力が求められる。高校生にしてその修正力を備えている寺島。複数球団が即戦力の評価をしている理由の一端が、ここにある。

 本人は世界的なテニス選手のジョコビッチが記した本を愛読し「上から目線じゃないですけど、最高のボールを投げれば抑えられるとイメージして」マウンドに上がるという。圧倒的な存在感、簡単に折れない強さ-。もうドラフト1位の称号は、揺るがない。

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