大阪桐蔭・高山進化 履正社に照準

 第98回全国高等学校野球選手権大阪大会の抽選会が24日、大阪市内で行われ、大阪桐蔭の初戦は2回戦で扇町総合、東の勝者と対戦することが決まった。

 7割の力でも、ボールの質は明らかに変わっていた。センバツで腰痛を抱えながら登板し、まさかの2回戦敗退に終わった高山優希投手(3年)。夏へ向け、最速150キロ左腕の状態は着実に上向いてきている。

 「1カ月間まったく投げられなかった。今も腰に痛みはないですけど、無意識にかばっているところがある」と明かした高山。23日に行われた龍谷大平安との練習試合では、センバツ後初先発ながら5回1安打無失点、6奪三振をマークした。最速は141キロながら、きれいに角度がついた直球は相手打者をしっかり押し込んだ。

 「これだけフライでアウトが取れたのは初めてです」と15個のアウトのうち、ゴロアウトは1つだけ。8個もフライアウトを奪ったのは、直球の質が良くなった証しだ。

 腰の状態を気にしながらじっくりと調整する中、高山はある技術を習得した。「ブルペンで立ち投げをやっているときに、軽く腕を振ってラインを出すことを意識した」。力まずに軽く腕を振る中でボールを走らせる。すると打者が錯覚を起こし、タイミングが取れず打ち損じが増える。

 「7割からどれだけ状態を上げていけるか。履正社に照準を合わせていきたい」と力を込めた高山。万全の状態でもう一度、聖地にリベンジを果たすため-。急ピッチの調整が続く。

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