横浜2年ぶりV12!藤平が投打に活躍
「春季高校野球・神奈川大会決勝、横浜11-1日大高」(1日、サーティーフォー保土ケ谷)
横浜が2年ぶり12度目の優勝を飾った。ドラフト上位候補のMAX152キロ右腕・藤平尚真投手(3年)が、3球団のスカウト陣の前で投打に活躍した。
最速は145キロながら4者連続を含む6奪三振。6回3安打1失点にまとめた。実は右脇をつりながらの力投。フォークを変化球の軸にする構想から「打たせて取ろう」と、スライダー主体に切り替える対応力を見せた。
打撃でも二回の先制打を含む3本の二塁打で3打点だ。ロッテ・井辺スカウトは「いい投手は打つ方でもセンスがある。2~3年で(1軍に)出てきそう」と舌を巻いた。
21日からは春季関東大会に出場する。昨秋は初戦敗退し、センバツ出場を逃した舞台。「まだ納得できる投球はできていない。パワーアップして臨みたい」と、雪辱を誓った。