履正社・寺島が8回0封 進化証明9K
「春季高校野球大阪大会・1回戦、履正社8-0金光大阪」(24日、履正社茨木グラウンド)
今秋ドラフト上位候補の履正社・寺島成輝投手(3年)が、大阪大会1回戦の金光大阪戦で9三振を奪って8回0封。得意球のフォークを1球しか使わず、成長した姿を見せつけた。
「ずっとストレートを意識してこの冬はやってきたので」と寺島。すでにプロでも通用するレベルと称されるフォークをほとんど使わず、直球とスライダー、カーブのコンビネーションで相手打線を寄せ付けなかった。
体重も90キロから86キロへと絞り「体のキレが出てきた」とバランスの取れた体格は一級品。視察したロッテ・永野チーフスカウトも「体つきも含めて完成形だね」と目を細める。
春季大会は甲子園に直結しないが「この春を勝たないと夏は勝てない」と力を込めた寺島。悲願の甲子園を目指し、まずは春の頂上を取りに行く。