中京学院大・吉川 虎スカウト絶賛
「東海地区大学野球連盟岐阜リーグ、岐阜聖徳大0-5中京学院大」(3日、岐阜)
今秋ドラフト上位候補の中京学院大・吉川尚輝内野手(4年・中京)が、岐阜聖徳大戦でダメ押しとなる右前2点打を放ち、守っては遊撃で好守を連発。阪神・熊野スカウトは「鳥谷の脅威になれる存在」と絶賛した。
2点リードの八回1死二、三塁、吉川は初球のチェンジアップをきれいに振り抜いた。打球は痛烈に一、二塁間を破る2点タイムリー。「うまくついていけた」とダメ押しの一打で開幕2連勝に大きく貢献した。
前日の開幕戦には阪神・和田SAが極秘視察。その前で4打数4安打1打点と大暴れし、守備でも軽快な動きを披露した。1歩目の速さ、ボディーバランス、そしてグラブさばき-。守りのセンスは虎の1軍レベルと比較しても遜色ない。
昨年、大学日本代表で阪神・高山らと一緒にプレーし「体づくりの大切さを学びました」。177センチ、79キロの体格はプレーの端々で“強さ”を感じさせる。「この春は神宮に出て、個人的にはタイトルを」と力を込める吉川が、確かな逸材であることは間違いない。