高橋聡 移籍濃厚!虎解禁日にアタック
阪神が、国内FA権を行使した中日・高橋聡文投手(32)と水面下で獲得交渉に臨むことが10日、分かった。交渉解禁日となる12日に直接折衝し、獲得意思を伝える。高橋聡はこの日、中日との残留交渉に臨んだが不調に終わった。金本阪神にとってウイークポイントである中継ぎの補強は急務。即アタックを仕掛け、誠意を持って条件面を提示することになる。
阪神が9日に国内FA権行使を申請した中日・高橋聡と水面下で獲得交渉を行うことが分かった。FA選手との交渉解禁日となる12日に球団幹部が接触を打診し、貴重な中継ぎ左腕として必要戦力であることを直接伝える。
高橋聡はこの日、名古屋市内で中日との初交渉に臨んだ。約20分間、西山球団代表と会談し「本当に必要な戦力」と慰留されたが、条件提示は単年契約で今季年俸3000万円からの現状維持もしくは微増とみられ、高橋聡は「他球団の話を聞きたいのがメーンです」と、気持ちは移籍へ大きく傾いたようだ。
今季は35試合で3勝3敗6ホールド、防御率3・51。西山球団代表はFA権を行使したことによる条件面の変化について「ありません」と説明。「ぜひとも残っていただきたいという気持ちを伝えました。(佐々木)社長、(落合)GMも交えて話をした結果を彼に伝えました」と話した。だが、高橋聡は「必要とされる球団でやりたい」という思いが強く、口にこそ出さないが、引き留め交渉が遅れたことなど中日への不信感も少なからずあるようだ。
「(交渉は)どこへでも行きます」と高橋聡。中継ぎ陣の補強を目指す金本阪神が即アタックを仕掛け、誠意を伝える。