慶大、今秋ドラ候補の谷田が3戦連発
「東京六大学野球、慶大4-2立大」(14日、神宮)
慶大は今秋ドラフト候補の谷田成吾外野手(4年・慶応)が決勝2ランを放ち、4-2で立大を退け、開幕勝ち点を挙げた。谷田は3試合連続本塁打で現役最多の通算13本塁打となった。
甘い直球を捉えて左翼ポール横に突き刺した。慶大の谷田が8回1死一塁で決勝2ラン。3試合連続は今季初めて逆方向へ押し込んだ。「ちょっとこすったんですけど、(オフに)力をつけたかいがありました。あの方向にも入るのが自分の持ち味なので」と満足げに振り返った。
3年春秋で7本塁打して、歴代最多23本塁打の大先輩・高橋由伸(巨人)の再来といわれたが、今春は打率1割台と苦しんだ。夏は徹底的にバットを振った。うさを晴らすかのように開幕3戦で打率4割1分7厘、3本塁打、9打点。自己のシーズンベストの3本塁打、10打点を軽くクリアできそうな勢いに、大久保監督も「欲しいところで打ってくれる。成長したところをしっかり見せてくれている」と頼もしい限りの活躍だ。
1週あいて次の法大戦では、広沢克実(明大、当時は克己、元ヤクルトほか)らの4試合連続本塁打に挑戦する。