東海大相模・小笠原に阪神GM「逸材」

 「高校野球・神奈川大会4回戦、東海大相模7-0藤嶺藤沢」(21日、相模原)

 今秋ドラフト1位候補の149キロ左腕、東海大相模・小笠原慎之介投手(3年)が、7回を3安打12奪三振で無失点に抑える快投をみせた。視察した阪神・中村勝広GMは「逸材だね」と力強い直球、制球力の高さを絶賛した。

 付け入る隙を与えなかった。東海大相模のエース・小笠原が7回を投げ、3安打12奪三振無失点。「空振りを取れているのが大きい。リリースのときに100のイメージで投げてます」と好調をアピールした。

 空振り三振が9つ。最大の武器の直球だけではない。低めに決まるチェンジアップでもバットに空を切らせた。高校No.1左腕を巨人、DeNAなど4球団のスカウトが視察。そんな中、直球一辺倒ではなく、相手を見て投球できるクレバーな投球術を見せた。

 担当スカウトら3人とともに、初めてグラウンドで見たという阪神・中村GMは制球力の高さにほれぼれ。「余力を残して投げている感じだったが、アウトコースのコントロールの良さが目に付いた。江夏さんも言っていたが、アウトコースは左投手の生命線。教えられるものじゃない」。スカウトのガンでの最速は147キロで、平均142キロ前後。中村GMは「左でスピードがある投手はなかなか出てこない。逸材だね」とうなった。

 これでベスト16。「背番号1を背負っているからには最後まで投げきる」と小笠原は力強い。昨夏の甲子園は盛岡大付戦に2番手で救援しただけで、初戦敗退。昨夏の神奈川大会決勝で20三振を奪った吉田とともに、忘れ物を取りにいく甲子園でも主役になる。

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