エース岸踏ん張れず…西武が逆転許す
「オリックス5-2西武」(19日、ほっと)
エースが勝負どころで踏ん張れない。1点リードで迎えた七回。西武・岸は1死一、二塁から安達に同点の左前適時打を許し、さらに1死満塁で中島に勝ち越しの左中間2点適時二塁打を浴びた。代わった武隈も打たれ、6回1/3を9安打5失点。ベンチに戻った右腕は、唇をかみ締めた。
けがから復帰して3度目の登板でも今季初勝利を手にできなかった。「甘いところにいってしまった。粘れなかった」。六回を終えて113球。七回は疲れを隠せず、逆転を許した。
1点を争う展開だったため、エースの踏ん張りに期待した田辺監督は「下位打線から始まるし、いけると思ったところ、球数が多かった分、継投の判断が難しかった」と顔をしかめた。