大商大3季ぶりV 岡田やった神宮切符
「関西六大学野球、大商大4-1大経大」(5日、わかさ)
大商大が大経大に連勝して勝ち点4とし、最終節を待たず、2013年秋以来3シーズンぶり12度目(旧リーグ時代を含む)の優勝を決めた。残り試合を全敗しても、他校が勝ち点、勝率で上回れないため。原動力となったドラフト上位候補のエース・岡田明丈投手(4年・大商大高)は全勝Vを果たして、神宮に乗り込む決意を語った。
カクテル光線に照らされる中で3度、宙を舞った岡田の表情が緩んだ。開幕から31回1/3イニング連続無失点を記録し、4勝負けなしの防御率0・57。エースとして抜群の働きを見せた右腕が、自身初となる神宮の切符をつかんだ。
昨季まで挙げた勝ち星はわずか3勝。2年秋の神宮大会ではベンチ入りできず、客席から見つめただけだった。急成長を果たした要因を「ピンチに動じなくなった。トレーニングの成果もあります」と明かした右腕。今やドラフト上位候補となるまで名を上げた。
「優勝はうれしいけど、全勝があるので」と次なる目標に全勝Vを掲げたエース。そして全国の舞台へ-。「とにかく勝てるピッチングをしたい」と力を込めた。