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虎ドラ1横山3回8K!メジャーも驚き

 「21Uワールドカップ、日本9-7オーストラリア」(7日、台湾)

 阪神からドラフト1位指名を受けた横山雄哉投手(20)=新日鉄住金鹿島=が自身初出場の国際大会で六回から初登板し、3回をパーフェクト、5者連続を含む8三振を奪う圧巻デビューを飾った。チームは逆転勝利を収め、横山は勝利投手に。直球は自己最速タイの147キロをマークし、メジャースカウトの度肝を抜いた。

 日本代表を救い、世界の野球界に衝撃を与えた。プロとしてはまだ1球も投げていない横山が、メジャーリーガーの卵を擁する豪州打線を手玉に取った。

 「球の質がよかった。直球が(普段よりも)一つ低めから伸びる感じがあった。でも、できすぎです」。試合後は白い歯を見せて謙遜したが、堂々の世界デビューだった。

 1点ビハインドの六回。先発する11日のニカラグア戦まで間隔があくため、3番手として登板した。

 豪州側の三塁スタンドからはブブゼラが鳴り響く独特の雰囲気。「体が硬いし、腕が振れなくて、やべえと思った」。緊張を隠せず、先頭のデールはいきなり3球連続でボールを投じてしまった。

 ただ、虎のドラ1左腕は窮地で開き直れる強心臓を持っていた。直球2球でフルカウントとし、最後も直球で見逃し三振に仕留めた。これでリズムに乗ると、続く2人の左打者はともに直球で空振り三振。立ち上がりに3者連続三振を奪った。

 七回無死でユーネスを二ゴロに打ち取ると、再び奪三振ショーが始まる。ロッジは自己最速タイの147キロで見逃し三振。4番・シェパードも外角直球で空を切らせた。

 2回で28球しか投げておらず、続投した八回も3者連続三振。圧巻の5者連続三振に、大騒ぎしていた豪州応援団もいつの間にか静かになっていた。

 3回を完全投球で8奪三振。プロで12勝を挙げている先発・中村(日本ハム)から6点を奪った打線を、力でねじ伏せた。情報収集で視察したメジャーの各スカウトも身を乗り出していた。オリオールズのスカウトは「阪神はベリーハッピーだね。スターになれるよ」。幾多の名選手を見てきたスカウトをも興奮させる41球だった。

 初の海外となった台湾では、香辛料を使用した料理が合わずに苦労している。「お米も無理なので、パンやパスタでできるだけ多く炭水化物を取るようにしています」と苦笑い。それでもマウンドではそんな不安を一切、感じさせなかった。

 次回は11日のニカラグア戦に先発予定。この日、ベネズエラから18点を奪った強力打線を相手に、完全投球がフロックではないことを証明する。

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