関大42年ぶり神宮“方程式”で粘り切る

 「関西地区大学選手権、関大3-2奈良国際大」(3日、南港中央)

 関大(関西学生)が接戦を制し、関西地区第1代表として42年ぶり4度目の明治神宮大会出場を決めた。また、関大に敗れた奈良学園大(近畿学生)と、敗者復活2回戦で仏教大(京滋大学)を破った京産大(関西六大学)が、ともに初出場となる第2代表の座をかけて、4日に対戦する。

 リーグ戦終盤同様、早瀬万豊監督(56)が「総合力」と評する石田が試合をつくり、同じく「剛速球」と認める畑瀬が好救援でしのぐパターンが、この大一番でも勝利を引き寄せた。

 序盤に西田、藤嶋の中心打者がタイムリーで3点リード。石田が五回、下位打線の連打などで2点を失ったが八回2死まで粘り、後を受けた畑瀬は「すべて直球」で1回1/3を投げきった。

 42年前にエースとして明治神宮大会優勝に導いた阪神・山口高志投手コーチや、阪神・岩田稔ら関大OBもスタンドに集結。母校の快挙を心から喜んだ。

 就任1年目で19年ぶりの関西学生野球リーグ優勝と、神宮出場を実現させた早瀬監督。派手なスタンドプレーでなく「取り組む姿勢を言い続けた」と地に足を付けた改革が、実を結んだ。

 新監督とチームとのパイプ役を務め上げた主将の江原祥太内野手(4年・履正社)は「(ベンチ外の)4年生も、就活を終えて全員が、練習補助に来てくれた。みんなの支えがあってです」と笑顔。神宮では「初戦からしっかり戦えるよう、また練習です」と、もう一暴れする。

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