有原初黒星も虎中村GM「肘問題ない」

 「東京六大学野球、立大5-3早大」(18日、神宮)

 阪神がドラフト1位の最有力候補に挙げる早大・有原航平投手(4年・広陵)が今季初先発し、6回7安打4失点で今季初黒星を喫した。開幕前に違和感を訴えた右肘の状態が心配されたが、110球を投じて回復ぶりを印象づけた。立大は開幕7連勝を飾った。明大は相手のサヨナラ暴投で延長十二回の熱戦を制した。

 有原がまっさらなマウンドに戻ってきた。優勝を争う立大との1回戦に、志願して今季初先発。チームを勝利に導けず「自分の投球ができなくて悔しい」としつつも「不安はなかった」と、右肘の回復を実感してか、表情は穏やかだった。

 初回先頭を143キロの直球で見逃し三振。二回に甘いカットボールで先制弾を浴びるなど、制球にばらつきはあったが、不運な安打もあっての4失点。最速は149キロを計測し、三振も7つ奪った。

 ネット裏には日米13球団のスカウトが集結。阪神は7人態勢で視察した。今季初視察となった中村GMは「腕も振れていた。肘は問題ないのでは」と言及。評価については「デリケートな時期なので多くはいえない」としたが「それにしても排気量が違う」と、スケール感に舌を巻いた。

 「この間(9月28日の明大戦)よりは力強く投げられた」と、復活への手応えを明かした有原。3回戦にもつれた場合の中1日の登板についても「投げさせてもらえるのなら、しっかり準備したい」と意欲を見せた。

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