岸2回5K 日本完全リレーで準決勝へ

 「18Uアジア選手権・1次L、日本11-0中国」(3日、バンコク)

 日本は中国に七回コールド勝ちで開幕3連勝し、1次リーグ1位で準決勝進出を決めた。六回から岸潤一郎投手(3年・明徳義塾)が今大会初登板し、2回5奪三振の快投。完全リレーを締めた。大会は4日が休養日。日本は5日の準決勝で台湾と対戦する。

 岸はやっぱり投げてもすごかった。うなりをあげるボールに、中国打線のバットは次々と空を切る。六回から登板し、先発の飯塚と完全リレー。「めったに投げないので、思い切り腕を振りました」と、満足げに笑った。

 六回の先頭打者から5者連続三振。直球は今大会の日本投手陣では最速の143キロを計測した。変化球も出し惜しみしなかった。岸は大学進学希望だが、視察したブレーブスのフィル・デール・コーディネーターは「カットボールは切れるし、チェンジアップは落差が大きい」と高く評価した。

 4度甲子園に出場した明徳義塾のエースも、ここまで2戦は「6番・左翼」で出場し、5打数3安打4打点1盗塁。高橋広監督(59)は「(自校の鳴門渦潮と)四国同士で、彼の実力は一番よくわかっている」と、投打両面で信頼を置く。

 2日には、何度も練習試合を行った済美の上甲監督が死去。「そのことばかりではないけど、心の片隅にはある」と明かした。さまざまな思いを胸に、連覇へフル回転する。

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