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日本文理・飯塚3度目聖地で雪辱1勝

 「全国高校野球・1回戦、日本文理5-2大分」(12日、甲子園)

 1回戦が行われ、145キロ右腕・飯塚悟史投手(3年)を擁する日本文理(新潟)と150キロ右腕・佐野皓大投手(3年)を擁する大分(大分)との対決は、日本文理に軍配が上がった。

 3度目の聖地マウンドには、大人になったエースがいた。最後の打者を三振に仕留めた日本文理・飯塚は、うつむきがちに小さく吠えた。「とにかく甲子園で1勝したかった」。念願の初白星にも喜びは控えめだった。

 初回にいきなり先制を許す。制球に苦しみながらも粘った。序盤の直球主体を、中盤から変化球主体にチェンジ。この日は最速142キロながら、九回の3つのアウトすべてを三振で奪うなど、試合をコントロールした。

 ドラフト候補同士の投げ合いに、対抗心はなかった。大分・佐野に対し「自分は速球が持ち味ではない。勝つための投球をしたい」と言い続けた。昨夏、今春と初戦敗退。特に今春の豊川戦は九回に同点とされ、延長で敗れた。何度もその映像を見直した。以前は「スピードで負けたくないとかあった」という右腕は「勝負にこだわりたい」と、本物の大黒柱に脱皮していた。

 七回にはバットでも決勝中前打。無死二塁から「自信のある直球で取りに来る」と、投手心理を読み切って141キロをとらえた。聖地での苦い経験が、佐野との違いだった。

 お立ち台でもほとんど表情を変えなかった飯塚。しかし、勝った瞬間のクールな反応を問われると「めちゃくちゃうれしかった」と告白した。大人のエースのものではない、17歳らしい笑顔がやっとはじけた。

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