マドンナJ4連覇へ田中露がキーマン

 侍ジャパン・女子野球日本代表候補(通称マドンナジャパン)の合宿が29日、9月1日に開幕するW杯の開催地、宮崎・サンマリンスタジアムで23名が参加して行われた。この日から矢野みなみ投手(25)=女子プロ野球フローラ=が追加招集され、投内連係の強化やサインプレーの確認、女子プロ野球選抜(22歳以下)との強化試合などを行った。

 代表候補は強化試合を全勝。プロ相手でも、前日から連勝と、過去にない強さを見せるが、大倉孝一代表監督(51)は「勝敗は、全く気にしてません。内容として、野手が機能するようになったのはいいこと」と話す。一方で「もう少し、ピッチャーがね」とも。

 経験値で言えば12年W杯最優秀投手の磯崎由加里(22)=侍=と、女子プロ野球レイアの里綾美(24)が軸となる。が、層が厚くて困ることはない。今回、矢野を招集したのも、そういう狙いからだ。

 楽しみもある。田中露朝投手(18)=福知山成美3年=は投手陣最年少で、参加投手最速の121キロをマーク。2回2/3を無失点と、試合をこなすごとに安定感を増している。

 田中露は「自分よりすごい選手ばっかりで、しかも全日本の一員という緊張が、今日はいい方に出ました」と余裕も生まれてきた。「将来は全日本を引っ張れる選手になりたい」という伸び盛りがチームの刺激となれば、4連覇はぐっと近づく。

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