慶大・加藤拓、毎回15Kで初完封!

 「東京六大学野球、慶大5-0法大」(11日、神宮)

 慶大は法大に連勝し、開幕6連勝を飾って勝ち点を3とし、首位の早大と並んだ。加藤拓也投手(2年・慶応)が毎回の15三振を奪って4安打に抑えて初の完封勝ち。立大は東大に連勝して、今季初の勝ち点を挙げた。東大は昨秋以来の先制点を奪ったが逆転負けで74連敗で33季連続の最下位が決まった。優勝争いは、慶大、早大、明大に絞られた。

 自慢のストレートは最後まで衰えなかった。慶大の加藤拓は勝利の瞬間、両手を突き上げて初完封をかみしめた。「9回を投げたのは初めてです。疲れはありますが、球威が落ちずに投げられたのは収穫です」

 左足の上げ方を高くして、上半身の力がうまく乗るようになり、直球の威力が増した。自己最速タイの150キロをマーク。変化球でカウントを稼いで、6連続を含む毎回の15奪三振のうち13個を直球で仕留めた。制球が乱れる悪い癖もあったが「フォームが固まったのがコントロールの良さにつながりました」。四球は2つだけだった。「三宮さんが昨日、打球を足に当てたので、ぼくが最後まで投げたら負担がかからないと思いました」。

 チームは開幕から無傷の6連勝。早大と勝ち点3の首位で並んだ。最終週の早慶決戦も見えてきたが、強気の右腕は「目の前の試合に集中していきたい」と次週の立大戦を冷静ににらんだ。

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