豪腕大谷3勝目!ハム5連勝で5割復帰
「日本ハム5-4オリックス」(4日、札幌ド)
苦しみながらも工夫の投球で、昨年に並ぶ自己最多タイ3勝目を挙げた。お立ち台。「こどもの日」を前に、地元北海道の小学生にヒーローインタビューを受けた日本ハム・大谷は「胸を張れる投球ではなかったですけど、打線と守備に助けられました」と照れくさそうに仲間に感謝した。
登板前のブルペンから状態は悪かった。変化球が定まらず、捕手大野と直球で押すと決めた。前回登板のロッテ戦。初回3失点を許し、初黒星を喫した反省もあり、厚沢投手コーチには「初回からぶっとばしていけ!」と尻をたたかれた。
1球目から全力で剛球をビシビシ投げ込む。三回1死までの24球はすべて直球で抑えた。七回途中までの全93球中、直球は77球。150キロ超は47球、最速156キロと力でねじ伏せた勝ち星だ。
今季2度目の中6日先発は、その間の投球練習を前回の1度から2度に増やして結果を出した。自身の勝利でチームは5割復帰。二刀流右腕は「日本一になれるように頑張ります」と高らかに宣言した。