明徳義塾・岸、188球粘投報われた

 「選抜高校野球・1回戦、明徳義塾3‐2智弁和歌山」(24日、甲子園)

 188球の熱投が報われた。延長十五回の激闘を1人で投げ抜いた明徳義塾のエース・岸潤一郎投手(3年)は「再試合を意識した。これほどしんどい試合はないけど、楽しかった」とお立ち台で笑顔を見せた。

 プロ注目右腕はこの日、最速143キロをマーク。制球力も際立った。ただ延長十二回、高めに浮いた直球を智弁和歌山の3番・山本に右翼席へ運ばれた。冬場はストライクゾーンにゴムひもを張って投球練習。課題だった低めの制球を徹底強化してきただけに「昨年までの自分が出てしまった」と反省した。

 1年時から甲子園を経験し、一昨年夏が4強、昨夏が8強。3度目の聖地で全国制覇を狙う快速右腕は「1戦1戦、集中して投げたい」と冷静に先を見据えた。

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