守道監督退任「恩返しできなかった」
今季限りで退任する中日の高木守道監督(72)が8日、白井文吾オーナーに正式に退任を了承された。名古屋市内で記者会見を行い「この2年間で、ドラゴンズに恩返しできればという思いでやってきたけれどできなかった。それが一番残念」と振り返った。
17年ぶりに監督復帰した昨季は2位だったが、今季は64勝77敗3分けの4位と12年ぶりにBクラスに転落した。チームへの功績については「ありません。これというのは何もない。思い返しても悔いばっかり」と厳しく自己評価した。
今後については「2年間、かっかしながらやってきた。心穏やかに過ごしたい」と笑顔で話し、来季以降のチームに「それなりの力のある監督がなられると思う。強い、ファンから愛されるチームになってくれることに尽きる」と語った。