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日本決勝進出!安楽10Kキューバ斬り

 「18U・W杯・2次ラウンド、日本10‐0キューバ」(6日、台中)

 日本はキューバに八回コールド勝ちして4勝0敗とし、8日の決勝(日本時間午後7時30分開始)への進出を決めた。2004年以来の決勝進出で、初優勝を懸けて同じく米国と対戦する。先発の安楽智大投手(2年、済美)が無四球で10三振を奪う力投を見せた。打線は四回に渡辺諒内野手(3年、東海大甲府)の2ランなどで10得点で圧倒した。日本は7日の2次ラウンド最終戦も米国と顔を合わせる。

 「よっしゃー!」「強い!」。10点差で圧勝したベンチに歓喜の声が響いた。最高のムードで決勝進出を決めた日本の中心に、安楽がいた。強豪・キューバを相手に10奪三振で8回0封。「序盤は良くなかったけど、途中からはしっかり腕を振ることができた」と納得顔で振り返った。

 立ち上がりは苦しんだ。初回に2安打などで1死二、三塁。しかし4番・ペレスを148キロの外角直球で空振り三振。続く5番・ロベルトも、この日最速の149キロ直球で一ゴロに打ちとって先制は許さなかった。

 二回にも2安打を浴びたが、無失点。三回以降はリズムをつかむと、四回1死から六回1死まで圧巻の6連続奪三振。外角に広いストライクゾーンを有効に使い、140キロ台中盤の直球と鋭いスライダーで、うち4つが見逃しだった。リードを広げた直後の五回は「3連続を狙っていった」との言葉通りに奪って見せた。

 復調には“内助の功”があった。三回から、イニング前の投球練習で、本塁の約3メートル後ろで構える捕手・森友へ向かって投げ、体全体を使って直球の伸びを意識する感覚を取り戻した。「森さんを信用して思ったとおりに投げるのが一番」という女房役の力を借りて、圧巻の投球につなげた。

 16K完封で衝撃の“世界デビュー”を飾った2日のベネズエラ戦以来の先発。この日も視察したメジャー12球団と国内2球団の前でまた快投だ。西武の前田編成部アマ担当チーフも「メリハリがすごい。来年は当然ドラフトの目玉だし、今でも十分」と絶賛した。

 登板3試合で18回無失点、27奪三振。圧倒的な内容で頂点に王手をかけた。今夏甲子園での敗戦からスピードへのこだわりを捨てた157キロ右腕は、その選択が間違いでないことを証明した。「この投球が一番ベスト。ここまで来たら全勝で世界一になりたい」。世界のてっぺんで「ANRAKU」の名をとどろかせる。

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