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常総学院・内田、故郷の母へ恩返し弾

 「全国高校野球・1回戦、常総学院6‐0北照」(9日、甲子園)

 1回戦4試合が行われ、3年連続出場の常総学院が、6‐0で北照を下し、2回戦に進出した。今秋ドラフト候補の4番・内田靖人捕手(3年)が、高校通算34号となる先制3ランを放ち、勝利を呼び込んだ。また聖光学院、熊本工、修徳も初戦を突破した。

 浜風に乗って、打球はバックスクリーン左の最深部に飛び込んだ。プロ注目の主砲・内田が、豪快な聖地初アーチで勝利を呼び込んだ。

 「ちょっと詰まったと思った。センターオーバーかと思って、全力で走りました」。内田は、武骨な表情で振り返った。四回、1死一、三塁。変化球を待っていたが、甘く入った直球にうまく反応。4番の一撃で、一気に流れを引き寄せた。

 茨城大会では、大会最多タイの4本塁打を量産。準々決勝では満塁弾、決勝ではサヨナラ本塁打を放ち、甲子園行きを決めた。神がかり的な勝負強さは聖地でも健在だ。

 今春の選抜では4番で捕手、そして主将も務めていた。“三刀流”に奮闘したが、責任感の強さゆえ、本来の打撃力が低迷。バットに専念させるため、佐々木力監督(47)は4月にキャプテンの肩書を外し、守備もかつて守っていた三塁へ転向させた。これが奏功、本来のパンチ力が生き生きと開花した。

 福島県いわき市出身。離れて住む家族に、「恩返しがしたい」と内田。小学校5年生のとき、父・道義さん(享年40)が病に倒れ他界。以来、女手ひとつで姉と自分を育ててくれた母・敬子さん(49)に、3年間の集大成を見せるつもりだ。手元に帰ってきたホームランボールを握りしめ、「この夏が終わったら母に贈るつもり。これだけじゃなく、もう何個かあげられたら」と、照れくさそうに笑った。

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