如水館4強!大江主将が2安打2打点

 「高校野球広島大会・準々決勝、如水館11‐9近大福山」(25日、しまなみ)

 準々決勝2試合が行われ、如水館が近大福山を下し2年ぶりの準決勝進出を決めた。チームをけん引したのは主将・大江翔真内野手(3年)だ。先制の適時打を放つなど2安打2打点の活躍。準決勝は27日にしまなみで新庄‐如水館、広島工‐瀬戸内が行われる。

 笑顔で如水館校歌を熱唱した。優勝した11年以来2年ぶりの準決勝進出。「最後の夏は雰囲気が違う。勝ててうれしい」。打撃戦を制し、チームを4強に導いた立役者の大江主将は、誰よりも声を張り上げた。

 初回1死二塁で中越え適時二塁打。先制点をたたき出し、チームに勢いを与えた。枝広の中前適時打で逆転するなど8‐6の六回1死二、三塁では中犠飛。貴重な中押し点を挙げた。八回には二塁内野安打で、この日は2安打2打点だった。

 昨秋、主将に任命されたことで精神的にたくましくなった。1年春からレギュラー。同年夏の甲子園では、1年生ながら4番を務め、8強入りに貢献した。2年時までの自分を「好きなようにやっていた」と振り返った。

 しかし、全体を見渡しチームをまとめる立場となり「疲れがあっても打撃投手を快く引き受けてくれる仲間に気がついた」。自己中心的な考えは捨て、率先して苦しい練習に参加。学校生活でもゴミ拾いを行うなど、生徒の模範になれるよう努めてきた。迫田監督は「精神面で成長した。大人になった」と目を細める。

 27日の準決勝は、迫田監督の実弟・守昭氏が監督を務める新庄との“兄弟対決”だ。プロ注目の左腕・田口が相手だが「監督に負けを付けるわけにはいかない」と意気込んだ。2年ぶりの甲子園出場を誓う今夏。ナインの先頭に立ち、聖地を目指す。

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