米イスラエル首脳が電話会談 ガザ恒久停戦案議論か

 【エルサレム共同】バイデン米大統領が28日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し、パレスチナ自治区ガザでの戦闘休止と人質解放を巡る間接交渉への対応について協議した。ホワイトハウスが発表した。イスラエルは人質解放後に恒久停戦を議論する用意があるとイスラム組織ハマスに提案したと伝えられている。

 バイデン氏は電話会談で、イスラエル軍のガザ最南部ラファへの侵攻計画に反対する「明確な立場」を改めて伝達した。人道支援団体との全面的な協調の下、新たな検問所の開設も含めてガザへの援助を拡大する必要性を強調。米国のイスラエル防衛への支援も再確認した。

 カービー大統領補佐官は28日、ABCテレビのインタビューで、6週間の休戦が永続的な戦闘停止につながることに期待感を表明。イスラエル政府がラファ侵攻計画に関し、米側との事前協議なしに実行することはないと保証したと述べた。

 ブリンケン国務長官が29~30日にサウジアラビアを訪問した後、イスラエル入りし、間接交渉の対応などについて議論する。

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