山本由伸 六回途中4失点で無念のKO 同点直後に痛恨タイムリー浴びる 被弾後に打者12人連続アウトも連続四球から暗転

 「ジャイアンツ-ドジャース」(13日、サンフランシスコ)

 ドジャースの山本由伸投手が先発し、六回途中4失点でKO。味方が同点に追いついた直後、痛恨のタイムリーを浴びてしまった。それでも代打・Kヘルナンデスの一発で再び追いつき、敗戦投手は免れた。

 初回1死二塁のピンチをしのいだ山本にまさかのハプニングが待っていた。イニング終了後に行われた粘着物質規定のチェックで、審判員からグラブの手の平の部分について何らかの指摘を受けた。直後にベンチでアイアトン通訳を交えながら言葉をかわし、厳しい表情でベンチ裏へと下がった山本。ただ二回も続投したことで大きな違反ではなかったとみられる。

 ただ先頭のフローレスに安打を許すなど1死二、三塁のピンチを招き、マトスに浮いたカーブを左翼席へ運ばれた。マウンドで思わず口を開け、ぼうぜんとした表情を浮かべた山本。まさかの被弾だった。

 それでも三回、四回、五回と危なげないピッチング。痛かったわずか1球の失投から打者11人連続アウトの離れ業をやってのけた。すると打線が援護。五回に大谷の適時内野安打で1点差に迫ると、六回には2死二塁からラックスが左中間を破る適時二塁打を放ち、試合を振り出しに戻した。

 しかし六回は1死から連続四球で一、二塁のピンチを招いた。それでもフローレスを内角ツーシームで一邪飛に仕留めた。ラモスは三遊間を破られ勝ち越しを許したところでロバーツ監督がマウンドへ向かい、交代を告げられた。ベンチでは頭を抱えて悔しさをにじませる中、大谷が声をかけていた。

 それでも打線が七回、代打K・ヘルナンデスの一発で試合を振り出しに戻し、敗戦投手は免れる形となった。

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