美人料理長に癒やされタイ!保育園の先生から“名物女将”に転身~大阪・天満

 お客さんでにぎわう「羅漢」。右から4人目が諸谷さん、その背後に立つのが臼田さん
 お造り盛り合わせ(手前がオジサン、右がヒゲソリダイ)
 「羅漢」の店舗外観
3枚

 大阪・天満の隠れ家的居酒屋「羅漢」(らかん)で料理長を務める諸谷(もろや)美雪さん(38)は“癒やし系美人女将”として常連客から慕われている。地魚と地酒がそろい“ちょこっと一杯”から“鍋で宴会”まで、アットホームに楽しめるお店にお邪魔した。

 ◇   ◇

 諸谷さんは大学卒業後、保育園と幼稚園に勤務した。職場の先輩に連れていってもらったのが「羅漢」本店(大阪・難波)だった。おいしさに引かれたのと、当時のオーナーの誘いもあり、店を手伝うようになった。

 「子どもたちはかわいいし仕事は楽しかったんですが、ちゃんと社会に出ないまま『先生』と呼ばれることにとまどいもあり、経験や知識をもっと身に付けたいと思ったんです」

 料理や接客は働きながら学び今年4月、3号店として開店した天満店の料理長となった。難波時代からの後輩、臼田雅哉さん(25)が店長となった。臼田さんは諸谷さんについて、「お姉さんのような存在です。お客さんとのやりとりなど全てがお手本です」。諸谷さんは臼田さんについて、「気持ちがまっすぐなところがいいんです。ここ、というところでは頼りになります」とチームワークはバッチリだ。

 同店の自慢は地魚と地酒。魚は毎朝、中央卸売市場から新鮮なものを届けてもらう。酒は辛口から甘口、フルーティーなものまでそろえた。

 取材に訪れた日の「お造り盛り合わせ」(1580円)はサーモン、サバのきずし、オジサン、ヒゲソリダイ。オジサンは、あごから長いひげが伸びる。ヒゲソリダイは下あごにひげをそったような跡がある。思わず「面白い名前で選んでます?」と聞いてしまったが、「いえいえ。味です」。オジサン、ヒゲソリダイともにトロリとした口当たりで確かにおいしい。

 人気のだしまきは「ふわっふわ夢のだしまき」(480円)という乙女なネーミングがつけられていた。

 週に2、3回は来ているという会社員の横田智生さんは「料理もおいしいですが、美人女将に癒やされています」とリラックスした様子。部下の三木真理子さんも「何度か連れてきてもらっていますが、魚が本当においしいなぁと思います」。

 諸谷さんと臼田さんは「この店に来たらおいしいものが食べられるよ、と言ってもらえる店になれば」と口をそろえた。

 ◆羅漢天満店 大阪市北区池田町8の6。天満食彩ろぉじ内。JR天満駅から徒歩5分。TEL06・6354・3125。営業16~25時。日曜定休。

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