新井にサードは無理やって!【5】
2013年1月16日
‐岡田政権時代の08年に新井は「3番一塁」で虎デビュー。ゴールデングラブ賞を受賞するなど、前半戦独走の立役者となった。ところが、翌年の真弓政権で三塁へコンバートされると開幕から大不振に。岡田氏はこの配置転換が、新井の打力に影響を与えたと断言する。
岡田「(新井の)サードは無理やって!そんなもん。どれだけ、広島時代から見てるんよ」
金本「(爆笑)」
岡田「オレ、サードのサの字も言うてないよ。1試合だけ延長戦で守らせたけど。間違いなくバッティングに影響するわけやから」
‐右肩の故障がスローイングにも影響を与え、打撃不振を招いたとされる。当時、一塁守備は目を見張るものがあった。
岡田「そら、あいつ、(08年の)ゴールデングラブよ。初めてらしいな、ゴールデングラブとって(翌年に)ポジション変えられた選手は。センターからライトいくいうのはあるけど、内野手では前例ないはずよ」
‐来季、新井のポジションは一塁が濃厚。復活を期待したい。
金本「彼が頑張る選手なら、頑張ってほしいですけど、彼は頑張らない選手なんでね(笑い)。あいつが肩をケガしたときも、肩の故障経験があるセキ(関本)と肩を大ケガした僕が新井に『肩をやってしまうと、めちゃくちゃ大変だから』とアドバイスしたのに、彼は何にもやらないんですもん。下半身のトレーニングにしてもそう。もともとトレーニングをやって強くなったんだから、『これからもやったほうがええ』と言い続けても、やらない。兄に比べて弟は一生懸命やる。ポーズもあるけど、良太は実際にやってますからね。こっちが『ちょっと休めよ』と言うくらいやってますよ、弟は」
‐軸となるべき鳥谷の打撃にも期待を込めて。
金本「トリの身体能力からすればもっと打てる。今年はホームラン8本でしょ。いくら飛ばないボールといっても、物足りないでしょう」
岡田「バッティングカウントでも、追い込まれたような打ち方をしてるよな。最初からもっと、どんどん振っていけばええんやけど、ずっと、2ストライクに追い込まれたようなバッティングしてる。そのへんは変えなあかんわな」