阪神・藤川監督 20年ぶりVパレード心待ち「非常に楽しみ」 午前11時11分スタート、大通り30分かけ行進
阪神・藤川球児監督(45)が21日、神戸市内の有馬ロイヤルゴルフクラブで「タイガース杯ゴルフ」に参加。22日午前に大阪市中央区の御堂筋で開催される「優勝記念パレード」を心待ちにした。地元のファンへ、記録的な独走で勝ち取った2年ぶりのリーグ優勝を報告し、連覇への原動力とする。
秋晴れの下、地元のファンとともに、リーグ優勝の喜びを分かち合う。22日は待ちに待った御堂筋パレード。前回2023年と同様に、沿道には多くのファンが集まることが見込まれる。05年以来、20年ぶりの参加となる藤川監督は、虎党との再会に心を躍らせた。
「みんなで明日ファンの皆さんに会えるのが、非常に楽しみだし、自分たちとファンの皆さんで“ありがとう”とか“おめでとう”を言い合える関係性というのは本当にありがたいですよね」
セレモニーを経て、チームは3台のバスに分乗して、午前11時11分ごろにスタート。南へ約1・7キロ、大通りを30分ほどかけて行進する。今季は史上最速Vを達成。日本シリーズでは惜しくも敗れたが、リーグVの感動が色あせることはない。指揮官も忘れられない1日にするつもりだ。
「本当に、いつまでもあるものでもないですし。こんな時代だし、タイガースの素晴らしさ、タイガースに集まる素晴らしさというのをいつまでも残していきたいと思える、そういう一日だと思うので。明日の光景をみんなで見て、必ず来年もみんなに会うために頑張るみたいな、その力に変えたいですね」
虎には感動の記憶を次代へつないでいく使命がある。バスには佐藤輝、森下、村上、石井らV戦士が集結。眼下に広がる光景を目に焼き付け、連覇への原動力に変える。
藤川監督は10日に地元・高知で行われた「優勝記念パレード」にも参加。幼少期からの思い出が詰まった商店街を行進し、男泣きした。「あのアーケードで遊んでいた自分が45歳で恩返しできるようになった。これは本当に感慨深いものがありました」。今回の舞台は熱狂的なファンが待つ大阪だ。「僕たちは野球の力、阪神タイガースの力が生活の一部になっている方々と一体になってやっていきたい」。恩返しの思いは変わらない。頼もしいナインとともに目いっぱいの感謝を伝える。
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