阪神 支配下登録の育成ドラ3早川「自分が(背番号)31番の印象をつけられれば」【一問一答】
阪神は13日、育成ドラフト3位の早川太貴投手(25)を支配下登録することを発表した。背番号は「129」から「31」に変更となった。
早川は小樽商科大を経て1年在籍したくふうハヤテから24年のドラフトで入団。23年にも注目を集めていたが指名漏れし、ようやくつかんだプロ入りだった。今季はここまでファームで主に先発として12試合に登板し、6勝1敗、防御率3・16だった。
SGL尼崎で取材対応した早川の一問一答は次の通り。
-今の気持ちは。
「もう本当に支配下というのを目指して、まずやってきたので、素直にうれしい気持ちでいっぱいです」
-いつどこで伝えられた。
「今日の練習前の朝のタイミングで球団の方から伝えられました」
-話を聞いたときは。
「本当にもう支配下期限もギリギリだったりとか、外国人選手の話も出てたので、もうどうなんだろうなと思ってた中だったので。すごい本当にうれしかったというのが一番です」
-背番号は何番。
「背番号は31番ということで話を聞きました」
-球団からは具体的にどういう話が。
「これまでの取り組みだったりとか、成績が徐々にファームの中でも良くなってきていたので、継続してしっかり自分の強み伸ばして1軍の戦力なれるようにっていうところを言っていただきました」
-入団してから特に練習の中で取り組んできたことや意識した部分は。
「春先だったりとかはコントロールだったりとか、球速だったりとか、すごい安定してなかったので、試合の中でしっかり安定したピッチングができるようにっていうところで取り組んできました」
-3月には同期の工藤が支配下になった。気持ちや取り組みのところで変化は。
「そうですね。気持ち的にはやっぱり、同期で入って、キャンプとかも一緒にやってた工藤が上がったというところですごい刺激を受けましたけれども、工藤は目に見えて球速がすごかったですし、オープン戦でもかなり結果を出してたので、僕はまだその時には全然力が足りてないなっていう風には感じてたんですけど、そこからしっかり取り組んで、追いつけるようにというか、一緒に1軍で戦えるようにっていう思いで練習してきました」
-そこから具体的にどのようなところを磨き上げていった。
「さっきと重複するんですけど、安定したピッチングっていうのがまず必要だなと思ってて、僕は球持ちの良さだったりとか、あんまり目に見えないところっていうか、タイミングの取りづらさみたいなのがすごい評価していただいてたので、安定したピッチングと球速をもう少し出せればというところで取り組んできました」
-感謝を誰に一番伝えたい。
「そうですね。やっぱり親に伝えたいっていうのと、本当、ファームでずっとやらしていただいて、(高橋)遥人さんだったりとか先輩方にはすごい、キャッチボールもそうですし、いろいろと教えてもらったので、そうですね、先輩方にも、お世話になった先輩方に報告できたらなって思います」
-どういった強みを生かしていきたい。
「自分は、さっきもちょっとまたかぶるんですけど、球持ちだったりとか、タイミングの取りづらさっていうのは他のピッチャーにないものだと思っているので、しっかり安定したピッチングを続けて、そういう自分の特徴を生かしたピッチングができればなという風に思います」
-具体的な数字の目標は。
「数字はちょっとまだ明確には決まってないですけど、ファームでは一応その先発でずっとやらしてもらってたので、最初はどういう、中継ぎだったりとか先発、どういう使われ方かとかはちょっとまだわかんないですけど、最終的にやっぱローテーションを守っていけるようなピッチャーになりたいなという風に思ってます」
-意気込みとファンへのメッセージ。
「1日でも早く1軍の方に上がって活躍できるように頑張っていきます。ファンの方にはファームにいる時からずっと応援してくださっていて、なんとか結果で恩返しできたらなという風に思っているので、これからも応援お願いします」
-約半年の間で結果を残した。
「そうですね。春先とかは全然良くなくて、コントロールも球速も全然ダメだったんですけど、そこからしっかり取り組んで、徐々に成績が残せるようになって上がれたというところで本当にうれしいです」
-7月にかけて成績が上がった。支配下を意識する中で、手応えは徐々に感じた。
「そうですね。もう春先とは本当にストレートの平均だったりとか、あとフォアボールの数とか見ても、コントロールも成長できてたかなという風に思ってたので、どうやったら上がれるかというのはちょっとわかんなかったんですけど、自分の中での自分の持ち味というのを生かしたピッチングはできてきたかなという風に思ってました」
-メンタル面の成長は。
「やっぱり技術面より僕的にはメンタル面の方が成長できたかなという風に思ってるんですけど、一試合一試合の気持ちの作り方とか、また一人一人に対して向かってくところというのがすごい成長できて、それが徐々に結果に出てきたかなと思ってます」
-球団から話を聞いた時。驚きが先に来たのか喜びの方が先に来たのか。
「そうですね。どっちもなんですけど、本当に急に朝呼ばれて行ったので、すごい驚いた気持ちもありましたけど、徐々にそう言われて、すごいうれしいという気持ちもという感じです」
-実感は聞いた瞬間にあったか。
「いや、まだ実感はちょっと分からなかったんですけど。公表まではあんまり周りに言えなかったので、実感はまだそうですね。全然沸いてはないんですけれども、これからもしっかり自分のピッチングができたらなと思ってます」
-くふうハヤテからNPB支配下は初。いま頑張っている選手の希望にもなる。
「そうですね。本当にハヤテでもすごいお世話になりましたし、そこでも成長できて、前回のドラフトで指名していただいたので、ここで僕が1人目として結果を出せれば後にも続くのかなと思いますし、そういう意味で恩返しができたら、ハヤテにとってもすごいいい恩返しができるのかなという風に思います」
-あこがれの藤川監督の下で、どういう投手になりたいか。
「そうですね、入ってからずっと先発をやらしてもらっていたので、先発で活躍できれば一番いいなと思うんですけど、まずはどんな起用方法になるか分からないので、どういう起用方法でもしっかり対応して、1軍の戦力になるというのが目標になるかなと思います」
-背番号31というのはどのように捉えている。
「本当、掛布さんがつけられていたということで、すごいタイガースにとっても大事な番号だと思うので、しっかり活躍して、もっとその番号を成長できるようにというか、番号と一緒に成長できるように頑張っていきたいなという風に思ってます」
-ピッチャーとしては珍しい番号。新しいイメージをつけたいか。
「そうですね。ピッチャーは珍しい…。ちょっと掛布さんぐらいしか、まだ把握してなかったんですけど。そうですね。しっかり自分が31番の印象をつけられればなという風に思います」
-支配下を言われてから、自分が背番号31背負った姿は想像したか。
「そうですね。もう本当ずっと3桁でここまでやってきたので、2桁で自分が投げたらこんなんなのかなというのはちょっとさっき想像しました」
-甲子園で早く投げたい思いもある。
「そうですね。ほんと甲子園が一番応援もすごいと思うので、その中で活躍してる姿を見せられればなという風に思います」
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