阪神勝利に糸井嘉男氏「絶対に負けられない試合。4差で踏みとどまった」「カープも強い戦いをしている」

 3回、逆転3ランを放ちナインの出迎えに笑顔で応える森下(撮影・立川洋一郎)
 3回、左翼スタンドへ逆転3ランを放つ森下(撮影・立川洋一郎)
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 「広島5-7阪神」(25日、マツダスタジアム)

 阪神が逆転勝ちし、首位・広島との3連戦を2勝1敗で勝ち越した。

 阪神、オリックス、日本ハムで活躍した糸井嘉男氏(デイリースポーツ評論家)は「今日は絶対に負けられない試合でした。よく逆転勝ちしたと思います。先発の大竹投手は広島に前回(10日)やられていましたが、しっかり修正できていました。この日は大竹投手らしい投球を見せてくれました」と、8勝目を挙げた大竹を絶賛した。

 打者では、2点を追う三回に逆転3ランを放った森下の勝負強さに舌を巻いた。「素晴らしいホームランでした。得点圏に走者を置いた場面で集中力を発揮してくれました」。さらにカウント3-2からの一撃に「フルカウントの状況では、打者は全ての球種を頭に入れて打席に立っているものです。僕は基本、真っすぐにタイミングを合わせて変化球に対応する形でした。森下選手もカットボールによく反応できたと思います」と対応力にも目を細めた。

 敵地・マツダスタジアムでの3連戦。試合終盤の追い上げが象徴するように「カープも強い戦いをしている」と糸井氏。それでも「タイガースは4ゲーム差で何とか踏みとどまることができた。勝負は9月。僕は最後にドラマが起こると信じています」と虎の逆転Vへの期待を込めた。

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