前夜痛恨落球で涙の阪神・島田が快足生かす 「勇気を持って行きました。しっかり判断できた」と笑顔

 7回、梅野の投野選の間に三塁に進塁する代走の島田。三塁手は岡本(撮影・堀内翔)
 7回、梅野の打球を戸郷が三塁へ送球も間に合わず、セーフとなる島田(撮影・西岡正)
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 「読売ジャイアンツ2-5阪神タイガース」(10日、東京ドーム)

 阪神・島田海吏外野手が逆転勝利に貢献した。

 1点ビハインドの七回無死二塁。二塁打を放ったノイジーの代走で登場すると、梅野が放った戸郷の頭上を越えようかという高いバウンドのゴロで三塁を狙った。若干スタートが遅れたが、戸郷の三塁送球が少しそれたこともあって快足を生かして三塁を陥れ、続くけん制球を中田翔がはじく間に同点のホームを踏んだ。

 前夜は1点リードの七回2死で、左中間への飛球に近本と交錯して落球。中田翔の逆転2ランを招く痛恨の失策を犯し、八回2死一、二塁では空振り三振。延長十一回無死一、三塁では遊ゴロに倒れるなど、ミスを取り返すことができず、「しょうもないミスをしてしまったのをカバーしてくれたんで、みんなに感謝しかないです」と大粒の涙を流していた。

 三塁の狙った走塁について「ギリギリどうかなっていう打球でしたけど、勇気を持って行きました。(昨日のミスを)変に取り返そうとすると、空回りしちゃう時もあるので、もちろんそういう気持ちもありましたけど、頭は冷静にと思いながら、しっかり判断して行けたと思います」と振り返り、「チームが勝ったので良かったです」と、昨日は見せることのできなかった笑顔を見せた。

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